よくある質問
マークシートについて、よくある質問をまとめました。
わからないことがあれば、お気軽にご質問ください。
Q.マークシートはどんな色がありますか?
マークシートは通常2色印刷で、スミ(黒)のほかにもう1色(ドロップアウトカラーの中から1色)が選べます。
弊社では、スミ(黒)のほかに下記のようなカラーバリエーション(※)をご用意しております。
「試験科目によってマークシートの色を替えたい」
「はっきり見やすい色にしたい」
「目にやさしい落ち着いた色にしたい」
といった場合でも、ドロップアウトカラーの色見本からお好きなものを選ぶことが可能です。
ボールペン対応OMRの場合、赤とマゼンタとオレンジのみ使用できます。
実際の印刷色とは若干異なります。
草・コバルトブルー・ブラウンはかなり薄めの色です。
ご利用の多い色は、①マゼンタ ②ブルー ③バイオレットです。
画像の色見本はイメージです。実際の色とは多少異なって見えます。
ドロップアウトカラーとは
マークシートに必要な罫線(記入者が正確に記入できるようにするための枠線)は、ドロップアウトカラーで印刷しなければなりません。
ドロップアウトカラーとは、人の目には見えても読み取りセンサでは読み取らない色のことで、OMRのマニュアルで色指定されています。
Q.どんなサイズがありますか?
一般的なサイズはA4サイズですが、JISサイズの小さなものから、最大で355.6×228.6mmのサイズで作れます(SR-11000のみ、長辺の最大サイズは304.8㎜です)。
既製品マークシートのサイズは、JISサイズ/幅広サイズ/A4サイズの3種類ですが、特注品マークシートでは、A5サイズ/B5サイズ/特殊サイズ のシートもご用意できます。
用紙の向きは、縦長も横長も可能です。
また、特殊加工で、マークシートを四角以外の形にカットすることもできます。
使用するOMRによって、対応サイズが異なりますので、ご相談ください。
Q.記述欄や、イラスト、写真を入れられますか?
はい、可能です。
弊社では、お客様の運用に最適なマークシートをご提案いたします。
記述解答欄の設置や、イラストや写真を入れて、わかりやすい解答用紙を作りたいなどのご要望にもお応えいたします。
記述解答の採点は、画像読取り対応のOMRと記述式採点対応ソフトによって可能になります。お気軽にご相談ください。
Q.マークの形は?
楕円、カッコ型・四角型、正円型などがあり、マークの後ろにイラストを入れることもできます。
マークシートのマークを塗りつぶす枠のことをマークボックスと言います。
マークボックスのデザインはシートサイズやマークピッチによって使い分けます。
弊社の特注マークシートでは、お客様の運用目的に合わせて、ユニークなマークボックスもご用意いたします。
塗りやすさはもちろんのこと、そのデザイン性も弊社のマークシートの特長です。
-
楕円型
力学上「0」の動きが反復しやすく、最も塗りつぶしやすい形状です。
-
カッコ型・四角型
楕円よりも塗りつぶしエリアが小さく、狭いスペースにレイアウトする場合に適します。
-
正円型
楕円よりもマークの幅が狭いので、マークを等間隔で並べたときの余白が広くなります。
-
デザイン型
マークシートの用途にあったモチーフでマークをデザインすることも可能です。
Q.最大の設問数は?
A4サイズ(片面・横位置)にレイアウトできる設問数の目安
選択肢が5肢の場合でおよそ150問
マークシートは、A4サイズが最も多く利用されています。A4サイズ(片面・横位置)で選択肢が5肢の場合、150問程度の設問が収まります。
これは、受験番号(7桁)や氏名などの入力欄を設けた場合のA4サイズに設定できる設問数です。
選択肢が10肢の場合でおよそ100問
選択肢10肢の場合、設問数は100問程度になります。
既製品マークシートのA4-100は、学年(1桁)/クラス(2桁)/番号(7桁)の入力欄と選択肢が10肢あり、様々なテストに対応できます。
JISカードサイズ(片面・横位置)にレイアウトできる設問数の目安
選択肢が5肢の場合でおよそ100問
JISカードサイズ(片面・横位置)で選択肢が5肢の場合、100問程度の設問が収まります。
これは、受験番号(2桁)や氏名などの入力欄を設けた場合のJISカードサイズに設定できる設問数です。
選択肢が10肢の場合でおよそ50問
選択肢10肢の場合、設問数は50問程度になります。中学・高校様には、JISカードサイズの50問用が最も多く利用されています。
学年(1桁)/クラス(1桁)/番号(2桁)の入力欄と選択肢が10肢あり、小テストに最適です。
Q.設問数が少ない場合はどうなりますか?
選択肢や設問数が少ない場合は、マーク間を広くとったレイアウトが可能です。
マーク間が広くなると、視認性が増して塗りやすくなります。特注マークシートでは、空いたスペースにお客様のご希望のロゴやイラストを入れることも可能です。
Q.マークシートに最適な設問数は?
試験時間が60分の場合、30~40問程度の出題量が適当です。
試験の場合、出題数が多すぎても少なすぎてもいけません。
下記は、センター試験の答案時間と出題数から割り出した、1問あたりの答案時間の目安です。
【センター試験1問あたりの答案時間の目安】
マークシート方式、5肢(1・2・3・4・5)の場合
- 計算式がある場合・・・1問=約2分
- 計算式がない場合・・・1問=約1分30秒
上記の答案時間を目安と考えると、試験問題が60分の場合、30~40問程度の出題量が負荷のない適正な出題数と考えられます。
考えがちな1問1分という単純計算では適正でありません。
Q.マークシートに最適な筆記用具は?
HB、Bの鉛筆を推奨します
マークシートは、光学式マーク読み取り装置「OMR(Optical Mark Reader)」で読み取ります。
通常のOMRは、鉛筆以外で塗ったマーク以外は電子データ化できません。
仮にボールペンなどで記入してしまったマークシートがあった場合は、マークを「鉛筆」で塗り直す必要があります。
理由は、OMRがマークシートを読み取る際にセンサが、カーボン(黒鉛)に反応しているためです。
OMRは、マークシートに光をあて、カーボン(黒鉛)の反射を読み取ってマークの有無を認識しています。
そのため弊社では、芯が柔らかく、太く塗りやすいHB、Bの「鉛筆」を推奨しています。
鉛筆ですと、消し残しを心配されるかもしれませんが、OMRはマーク濃度を16段階で検出することができるので安心です。
Q.筆記具は鉛筆だけ?
OMRの可視光センサで対応します
記入者の筆記用具を限定できない場合は、OMRのセンサに可視光センサ(※)をご用意いたします。
可視光センサの光は、鉛筆はもちろん、ボールペンでも認識することができます。
可視光センサの場合、マークシートの刷り色は暖色系(赤/マゼンタ/オレンジ)に限定されます。
Q.処理にはどのくらい時間がかかるの?保管スペースはどのくらい?送料は?
マークシート(紙の厚さ90kg)1,000枚の場合 ~ さまざまな目安 ~
- 重量・・・・・・・6.5kg
- ダンボール箱・・・1箱 ※1
- 宅配料・・・・・・およそ ¥1,200前後(同一地域内運賃) ※2
- 封筒・・・・・・・マチなしの場合:角2封筒8枚 / マチ付きの場合:角2封筒4枚 ※3
- 封入作業・・・・・20封筒作成して20~30分 ※4
- 読み取り時間・・・30分~1時間 ※5
1 弊社標準寸法:長さ310mm×巾225mm×高さ221mm(最大1,500枚収納可) 2 2014年現在の目安です。 3 マチなしの場合は1封筒に130枚封入可、マチ付きの場合は1封筒に300枚封入可 4 例えば試験の採点では、試験ごと、教室ごとに封詰めする作業が必要です。 5 エラー発生率により異なります。
マークシート1,000枚の読み取り時間が、30分~1時間
「こんなにかかるの?」と感じる方もいらしゃるかもしれませんが、1,000枚規模のマークシートを、30分~1時間という時間内で、99.99%の高精度での電子データ化はOMR機器以外で実現は困難です。
Q.「マークシート」は機械が自動で作っているのですか?
いいえ、機械ではありません。
高水準な制作技術を持ったスタッフが、描画ソフトを使用して0.001ミリ単位の正確なマークシートを設計しています。
マークシート用紙の作成には、OMR(マーク読み取り機)に合わせた用紙の設計が必要です。
読み取り機によって、マークに求められる位置精度などが異なります。
弊社のマークシート制作スタッフは、OMR(マーク読み取り機)ごとに異なる読み取り領域の設定を、0.001ミリ単位で正確に確認しながら制作しています。
弊社で制作したマークシートは全て、「厳重な品質チェック」と「実機による読み取り検証」を行なっています。
正確なマーク間隔の確認チェックはもちろんのこと、
「文字のバランスは良いか」
「誤字脱字はないか」
「罫線の抜けはないか」
「記入しやすいか」
といったデザインクオリティの面においても徹底した品質チェックが行われ、これらの品質チェック項目は50項目以上あります。
この徹底した品質チェックをクリアした後は、実際にOMR(マーク読み取り機)を使って読み取り検証を行なっています。
この検証で正しく読み取れるかを確認した上でマークシートの版下を制作しています。
そのため、弊社のマークシートは、納品後に読み取れなかった等のトラブルがない確実な仕上がりです。