よくある質問
マークシート試験を受験する方へ。
マークの塗り方や注意点、よくある質問をまとめました。
どんな筆記具を使って、どうやって塗ればいいの?
間違えた場合はどうすればいいの?
そんな疑問や不安を解消します。
受験生の方は是非、受験にお役立てください!
マークシートの塗り方について
Q.マークはどのように塗ればいいですか?
マークの形からはみ出さないように濃く塗りつぶしてください。
マークの種類は、楕円型、カッコ型、四角型、正円型等さまざまです。
悪い例のように、はみ出したり、マークの線だけをなぞった場合は、正しく認識されない可能性があります。
マークとして認識されるかどうかは、マーク濃度と、位置で決まります。
その為、以下のようなことことが重要になります。
「解答マークはしっかり塗る」
「訂正したいマークはしっかり消す」
「決められた箇所以外は記入しない」
「シートを汚さない」
Q.マークを早く塗りつぶすコツはありますか?
どのマークの形も、マークの中心から「の」の字を描くように記入すると、効率よく塗ることができます。
マークの濃さは、『HBまたはB』の芯で一往復半できていればOK!
Q.マークの塗りつぶしは、濃ければ濃いほど良いのですか?
筆圧をかけすぎないように、濃く塗りつぶすことが重要です。
塗りつぶしの濃さは、先が丸くなった『HBまたはB』の鉛筆の芯で、1往復半すれば、十分です。
マークに筆圧をかけすぎてマークシートがくぼんでしまうと、読取り機が正しくマークを認識できない可能性があります。
塗りつぶすマークは、マークシートがくぼまず、あとできれいに消すこともできるように、筆圧をかけすぎないようにしましょう。
濃い場所とうすい場所ができないよう、均一に塗りつぶすことを心がけましょう。
Q.マークを一問ごとに塗るのと、数問まとめて塗るのでは、どちらが良いですか?
マークシート解答型の参考書等で、どちらが自分に合っているかを見極めておきましょう。
【一問ごとに塗る場合】
〇長所: 解答するマーク欄がずれてしまう可能性が低い
△短所: 一問ごとに塗る作業の為に思考が中断されてしまう
【数問まとめて塗る場合】
〇長所: 思考が中断されない
△短所: 時間配分によっては最後の設問を塗る時間が足りなくなってしまう
△短所: マークする開始箇所がずれていた場合、まとめて塗った設問全部がずれてしまう
マークの消し方について
Q.消しクズ、消し残しが残っても大丈夫ですか?
『プラスチック製消しゴム』で消したあとは、消しクズをきれいに払い落とすことが大切です。
濃く塗りつぶしたマークや、2B以上の柔らかい芯で塗りつぶしたマークは、消しゴムで消しても消しあとが残りやすいので注意しましょう。
マークシートの余白について
Q.解答枠外の余白なら落書きしたり、汚れても大丈夫ですか?
マークシートには、ふちの部分に黒い線(タイミングマーク)が設けてあります。
タイミングマークに汚れや落書きがあると、マークシート読取り機が正しくマークを認識できなくなってしまいます。
タイミングマークは、解答者がマークした位置情報を読むために必要なものです。
もし、鉛筆などで汚れてしまった場合は、プラスチック製消しゴムできれいに消しておきましょう。
マークシート試験で使用する筆記具について
Q.マークを塗る際はどのような筆記具を使えばいいですか?
特に指定がない場合は、芯が柔らかく、マークを塗りつぶしやすいHB、Bの鉛筆が推奨です。
芯が硬い鉛筆やシャープペンシルは、マークの塗りつぶしに時間がかかります。
また、マークを消した後にくぼみが残ってしまうことがあります。
くぼみは、塗ったマークとして誤認識されてしまう可能性がある為、お勧めできません。
受ける試験、学校が指定する筆記具をよく確認してください。
Q.鉛筆はしっかりと削った方がいいですか?
ある程度、芯先が丸くなっている方がマークを塗りやすく、折れにくいです。
芯先がとがった鉛筆は、マークを塗る際に時間がかかり、折れやすいです。
削ったあとは、少し芯先を丸めておくことをお勧めします。
また、芯が折れた時に備え、最低でも2本以上の鉛筆を準備して試験に臨みましょう。
Q.筆記具に鉛筆が指定されている場合、Fの鉛筆でも、大丈夫ですか?
Fの鉛筆であっても正しくマークされていれば、大丈夫です。
Fの鉛筆はHBとHの間の濃さ、硬度の芯となります。
やや鉛筆の芯の硬度が高い為、マークを消しゴムで消しても、くぼみが残る場合があります。
このくぼみがマークとして誤認識されてしまう可能性がありますので、マークする際は、筆圧をかけすぎないように注意しましょう。
Q.筆記具に鉛筆が指定されている場合、2Bの鉛筆でも大丈夫ですか?
2Bの鉛筆であっても正しくマークされていれば、大丈夫です。
2BはBよりもやや濃く、芯の硬度が柔らかい鉛筆です。
やや濃い為、マークを消す際に少し苦労するかもしれません。
消し残しがマークとして誤認識されてしまう可能性がありますので、マークを消す際は、しっかりと消しましょう。
柔らかすぎる芯や、濃く塗りつぶしすぎると、消しあとが残ってしまうので注意しましょう。
消す前のマークの濃さは、芯が1往復半した程度の濃さが適当です。
このような塗り方にしておけば、消しやすく、消しあとが残りにくいです。
Q.筆記具に鉛筆が指定されている場合、ボールペンでも大丈夫ですか?
筆記具に鉛筆が指定されている場合は、ボールペンを使用しないでください。
もし、ボールペンで塗ってしまった場合には早急に試験監督の方を呼び、指示を仰いでください。
試験によってはボールペンの使用が可能な場合もありますが、指定されている筆記具をよく確認し、試験に臨みましょう。
Q.マークを消す際はどのような消しゴムを使えばいいですか?
消し残しが出ないようにしっかり消せれば、普通の消しゴムで構いません。
マークの消し残しが無いようにしっかりと消すことができれば大丈夫です。
消し残しは、塗られたマークとして誤認識されてしまう可能性がありますので注意しましょう。
Q.マークシート用の鉛筆と消しゴムを使った方がいいですか?
正しい塗り方をしていれば、普通の筆記具でも、構いません。
使いやすい筆記具で受験しましょう。
マークシート用の鉛筆は、黒鉛の粒子が工夫され、マークがしっかり認識されるように作られています。
消しゴムは、幅が細いものが多く、一気に消すような作業には不向きですが、マークのみを消す作業には適しています。
こういった製品を使うのも良いと思いますが、正しい塗り方でマークしていれば、普通の筆記具でも十分です。
何よりも、はみ出さないように丁寧に塗ることが大切です。
マークシートに最適な鉛筆、シャーペンの使用について
Q.どうして、『HBまたはB』の鉛筆が推奨されているのですか?
鉛筆の芯に含まれている黒鉛が重要だからです。
マークシート読取り機(OMR)は、直接マークに光を当て、その反射率を読んでいます。
試験などのマークシートでは、HBまたはBの鉛筆が推奨されていますが、その理由は鉛筆の芯の成分「黒鉛(炭素)」に関係しています。
みなさんが記入したマークシートは、OMRというマークシート読取り機で読み取られます。
その時、マークシート読取り機(OMR)は、直接マークに光を当て、その反射率を読んでマークの濃さを16段階に数値化しているのです。
塗りつぶされたマークの中にある黒鉛が光を吸収するため、その反射率は、塗られたマークの濃度によって異なります。
鉛筆にはこの黒鉛が含まれているため、鉛筆が推奨されています。
『HBまたはB』の鉛筆が最適な理由
鉛筆の芯は黒鉛と粘土からできていて、黒鉛の割合が多くなると濃く柔らかい鉛筆となり、黒鉛が少なくなると薄く硬い鉛筆になります。
濃く柔らかすぎる鉛筆はマークを消しゴムで消しても、きれいに消せなかったり、袖や手についた鉛筆汚れが他のマーク部分についてしまう場合があります。
薄く硬い鉛筆は、濃く塗りつぶすとくぼみができてしまい、そのくぼみが光の反射に影響を与えてしまう場合があります。
そこでマークシートでは、適度に芯が柔らかい『HBまたはB』が推奨されているのです。
シャープペンシルを使う場合の注意点
『HBまたはB』なのに芯が硬いかも?!
シャープペンシルの芯は、折れにくくするため黒鉛の割合が鉛筆と異なり、その割合は、メーカーによってさまざまです。
そのため、『HBまたはB』であっても芯が硬すぎて塗りつぶしにくい可能性があります。
シャープペンシルを使いたい場合は、本番までにマークを塗りつぶしたり消したりして、以下の問題がないか確認しておきましょう。
- 芯が硬すぎて、くぼみができないか?
- 消しゴムで消したときに、くぼみに消し残しがないか?
- 芯が細すぎて、塗りつぶすのに時間がかかりすぎないか?
マークシート試験の性質について
Q.マークシート試験を受験する際の注意点を教えてください。
マークする解答欄を間違えないように注意しましょう
よくある失敗として、試験終了間際になってマークしている解答欄がずれていることに気付くことがあります。
解答の際は解答欄がずれていないかを定期的に確認するようにしましょう
解答条件に注意しましょう
マークシート試験は、解答方法が設問ごとに異なる場合があります。
- 「正しいもの」を「1つ」選びなさい
- 「正しいもの」を「2つ」選びなさい
- 「正しいもの」を「全て」選びなさい
- 「誤っている」ものを「1つ」選びなさい
各設問で何が問われているのかを、しっかりと理解してから解答するようにしましょう。
マークシートに慣れて、注意力を高めておきましょう
マークシート試験は通常の筆記試験と問題自体には大きな違いはありません。
ただ、解答の記入方法が大きく異なります。
マークシートは選択肢から解答を選ぶので、選択した記号(解答)を間違えないようにマークする注意力が必要です。
事前にマークシート解答型の問題集等を使用してマークシートに慣れておいた方が良いでしょう。
Q.マークシートを使用した試験でも記述設問はありますか?
試験によっては、記述で解答する設問もあります。
マークシートを使用した試験であっても、「(①)に当てはまる用語を書きなさい」といった形式で、記述式の設問が出題される場合があります。
解答用紙に記述する際は、指定された解答箇所を間違えないように注意しましょう。
Q.よくあるマークミスはどんなものですか?
マークを忘れてしまうミスがあります。
マークを忘れてしまうミスは、生年月日や受験番号等、マークと手書き双方で記入させる場合に多くあります。
「0」からはじまる選択肢を「1」からはじまる選択肢と勘違いし、塗り間違えるミスがあります。
上記は、受験番号ミスの一例です。
例えば、受験番号「121」の受験者が、選択肢を「1」はじまりと思いこんで「010」とマークしてしまうミスです。
模試等でマークシートに慣れてくると、「一番最初は0から始まっている」または「一番最初は1から始まっている」と思い込んで間違った番号にマークをしてしまうことが非常に多いです。
選択肢は0から始まる場合と、1から始まる場合があります。
マークした後はもう一度、しっかりとチェックしましょう。
マークを重複してしまうミスがあります。
上記は、1つのマーク欄に複数のマークを塗りつぶしてしまうミスです。
マークした後はもう一度、「マーク欄に抜けがないか?」「1つだけ選択する問題で2つ以上のマークを塗りつぶしていないか」等をしっかりと確認しましょう。
こんな場合は大丈夫?どうしたらいいですか?
Q.「受験番号」を塗り間違えたらどうなりますか?
試験を実施する学校ごとに対応は異なります。
手書きの名前等から個人を特定できる場合は、救済している試験もあるようですが、救済されない試験もありますので、解答を始める前にまず、受験番号等の記入が誤っていないか、しっかりと確認しましょう。
Q.「マーク欄」と「手書き記入欄」で違う内容にしてしまったらどうなりますか?
試験を実施する学校ごとに対応は異なります。
年月日や受験番号等は、マークと手書き双方で記入させる場合があります。間違えないようにしっかりと確認しながらマークしましょう。
Q.択一(解答を1つだけ選ぶ形式)式の設問で複数のマークを塗ってしまったら?
当該設問のみ不正解となるのが一般的です。
試験や設問の出題方法によっては、当該設問だけでなく、他の設問も不正解となる場合もありますので、注意しましょう。
Q.マークシートを鉛筆の芯で黒く汚してしまったら?
汚してしまった箇所はしっかりと消しゴムで消してください。
マークシートが黒く汚れていた場合、それをマークとして誤認識してしまう可能性があります。
Q.マークシートが破れてしまったら?
正常にマークを認識できない可能性があります。
もし破れてしまった場合は、早急に試験監督の方を呼び、指示を仰いでください。
Q.解答に選んだ選択肢の記号が、何問も連続して同じだとおかしいですか?
同じ記号が正解として連続する場合はあります。
例えば、選択肢「イ」を3問連続で選択しているような場合でも、必要以上に不安にならずに、これまでの学習してきた成果を信じて自分の解答に自信を持ちましょう。
Q.マークシートを、折りたたんでもいいですか?
絶対に折りたたんではいけません。
折り目がマークとして誤認識されてしまう可能性があります。
あらかじめ折りたたんであるマークシート以外は、折りたたんではいけません。
Q.マークシート解答欄の余白に書き込んでもいいですか?
試験の問題冊子等に記載されている指示に従ってください。
解答欄以外の記入も、マークとして誤認識されてしまう可能性があります。
指示がない場合は、指定された解答欄以外は記入してはいけません。
Q.裏面が白紙の場合、落書きをしても大丈夫ですか?
特に指示が無い場合は、白紙でも裏面に落書きをするのはやめましょう。
用紙の厚さが薄い場合、裏面の落書きが透けて、解答欄にマークがされていると誤認識されてしまう可能性があります。
Q.マークミスを修正液または修正テープで消しても大丈夫ですか?
修正液または修正テープで消してはいけません。
マークミスは消しゴムで消し残しが無いようにきれいに消してください。
Q.緊張の為、手にたくさんの汗をかいてしまったら?
なるべくマークシートに汗がつかないようにしましょう。
マークシートは厚みのある紙で作られていますが、湿気に弱いです。
湿気で折れ曲がってしまう位に湿ってしまうと、読み取り装置で処理できなくなってしまいますので、ハンカチ等も準備して受験しましょう。
Q.消しゴムの消しカスはそのまま残しておいても大丈夫ですか?
消しカスは残してはいけません、きれいに取っておきましょう。
黒い消しカスがマーク欄の上にあった場合、それをマークとして誤認識してしまう可能性があります。
Q.マークを消す場合、どの程度消えていれば大丈夫ですか?
鉛筆の黒ずみが消えるまで、しっかり消してください。
消し跡を残さないようにするためには、硬い鉛筆や柔らかすぎる鉛筆を使わないことと、筆圧をかけすぎないようにマークすることが大切です。
マークシートが使われる理由について
Q.なぜ、大学入学共通テスト(旧:大学センター試験)や入試にマークシートが使われるのですか?
手採点と比べて「正確」かつ「高速」に採点できるからです。
マークシートは、受験者数が多く、限られた時間内に採点を行なう試験に適しています。
大学入学共通テスト(旧:大学センター試験)のマークシートは、OMR(Optical Mark Reader)と呼ばれるマークシート読み取り装置で読み取ります。このOMRは、適切にマークが塗られていれば、マーク読み取り精度は99.99%を超え、読み取りミスは無いと考えて問題ありません。
人間の目による採点と違い、文字の見間違い等は絶対に発生しません。
この、マークシートの「正確性」と「高速性」は、OMRで読み取ってこそ発揮されます。
スキャナでも読み取りは可能ですが、採点ミスが許されない大規模な試験では、マークシート専用読み取り装置であるOMR(Optical Mark Reader)が使われています。
なぜなら、現在の技術でのスキャナは、処理速度が遅い上に、適切に塗られたマークであっても、読み間違いや読み落とし等の可能性があるからです。
これは採点において致命的な問題である為、受験者が多く重要な試験においては導入されていません。
現在の技術では、マークシートとOMRの組み合わせに勝る「正確性」と「高速性」を兼ね備えた採点方法はありません。
OMRとスキャナについて知りたい方は、OMRの基本:スキャナとどこが違うのか?をご覧ください。
マークシートの仕組みについて
Q.マークシートは人が採点しているのですか?
マークシート専用読み取り装置またはスキャナで読み取ってソフトウェアで採点・集計しています。
マークシートは、OMR(Optical Mark Reader)と呼ばれるマークシート読み取り装置もしくはスキャナで読み取ります。
どちらも読み取り後にソフトウェアで採点・集計しています。
マークシートを使うことで、手採点よりも速く正確な採点が可能になります。
記述式の解答箇所は、人の目で確認し採点しています。
Q.どうやって塗りつぶされたマークをデータ化するのですか?
OMR(マークシート読み取り装置)で読み取る場合は、光センサ(A4対応の標準機の場合、32個のセンサがあります。) がマークひとつひとつを直接認識し、データ化しています。
読み取り装置がマークひとつひとつに光を当て、その反射の有無を認識しています。
塗りつぶされたマークは光が吸収され反射されない為、識別することができます。
OMRは瞬時に「鉛筆のマークだけ」をその場でデータ化するため、誤差が少なく速いのが特長です。
大学入学共通テスト(旧:大学センター試験)や運転免許試験などの大規模な試験には、OMRが利用されています。
スキャナで読み取る場合は、マークシート全体を画像データにしてからマーク部分を探してデータ化しています。
スキャナは、マークシートをとりあえず全て画像としてデータ化し、その画像からソフトがマークを探してデータ化します。
スキャナは、イメージをデータ化できることが特長ですが、画像解析に時間がかかる等の理由から、比較的小規模な試験や、マーク式と記述式が混在したマークシート採点で利用されます。
OMRとスキャナについて知りたい方は、OMRとスキャナの仕組みの違いをご覧ください。
Q.マークシートの端にある黒い線は何ですか?
タイミングマークといい、マークシートのマーク位置を調べるのに必要です。
タイミングマークは、OMR(マークシート読み取り装置)で読み取る場合に必要です。
OMR(マークシート読み取り装置)は、このタイミングマークを基準位置として、解答者がマークした位置情報を相対的に読み取っています。
このタイミングマーク付近に汚れ等があると、マーク位置を正しく認識できません。
タイミングマーク付近に計算式を書いたり、線を増やしたりといった落書き等は絶対にしてはいけません。
マークシートの歴史について
Q.マークシートの起源はいつですか?
以下は、ウィキペディアからの引用です。
1931年、アメリカ合衆国ミシガン州 Ironwoodの高等学校の物理学の教師であるReynold B. Johnsonが、彼の生徒の試験を採点する電気装置の実験を始めました。
この装置は、小さな電気回路を用いて、解答用紙の上の鉛筆でつけたマークを検出するものでした。
同時期、コロンビア大学教授でIBMの顧問であるBenjamin Woodが異なる方法で試験の採点を機械化することを模索しており、Woodはマークがうすいほど採点が不正確になることで苦闘していました。
一方Johnsonは鉛筆のマークの多様さがもはや問題とならないような電気回路を製作し解決しました。
1934年、JohnsonはWoodに彼の装置の設計の説明を送り、Woodの推薦によってJohnsonはIBM Endicott Engineering Laboratoryに採用され、自動採点装置の開発に取り掛かりました。
1937年、IBMから初めて自動採点装置「IBM 805 Test Scoring Machine」が販売され、1962年には現在とほぼ同じ原理の光学式マーク読み取り装置をIBMが開発しています。
その後、マークシートの仕組みは全世界で普及し、現在に至っています。
マークシートはその正確性と高速性の高さから、日本でも大学入学共通テスト(旧:大学センター試験)や模試、運転免許の学科試験等、多くの試験に利用されています。
wikipedia:マークシートの歴史より引用