インタビュー日:2011年5月

N協会 ご担当者 さま

N協会 ご担当者 さま

資格試験の採点処理をアウトソーシングすることで、採点の公平性を担保できました。 試験の採点には、事務局員はタッチしない方針なのです。

ご要望と実現のポイント

まずは、OMR機器、システムを購入して事務局内で採点しようと思い、OMR機器をホームページで探しておりました

採点処理につきましては、OMR機器、システムをご購入いただく場合と、アウトソーシングにてご依頼いただく場合の2つの方式があることをご案内させていただきました。

資格試験のため、採点処理の公平性を担保したいと考えております

試験の公平性を担保するには、解答用紙に改竄の恐れがないこと、採点処理に事務局員様が極力関わらないことの2つを満たすことが重要であると考えました。

サービス概要

お客様 N協会 ご担当者 さま
サービス内容 資格認定試験用マークシートの作成・印刷
出向による採点処理作業
合格認定カードの作成
利用システム(採点) 読み取りソフト:まるごと君21
N協会さま向け 専用プログラム

導入の背景

当会では、主に医療従事者を対象とした資格試験を実施しております。
この資格は、業務を行なう上で必須の資格のため、講習会を受講後、資格試験を受験することができます。
はじめは、マークシート読み取り装置を当会で購入し、事務局内で採点処理を検討しておりました。
そこで、ホームページでマークシート読み取り装置を色々と探していたところ、御社のホームページを見つけ、お問い合わせをさせていただきました。

導入の経緯

まずは、お電話にてお問い合わせさせていただきました。
その後、担当の営業の方に説明に来ていただきました。
お話を伺ったところ、採点処理については、当会でハードウェアやシステムを購入して事務局内で実施する方式と、アウトソーシングする方式の2つがあることを知りました。
この試験は、1年に1回の実施という事、機械を購入して事務局内で運用する場合のスタッフの労力、採点処理の公平性の担保などを総合的に考慮し、最終的にアウトソーシングという形でお願いをすることにいたしました。

導入の効果

随時指摘をいただけるので安心感があります

当然の事ですが、採点にかかる労力が省けたことがメリットの一つです。
採点処理については、出向して来ていただいておりますが、採点当日マークシートを渡すだけで、採点結果の出力までやっていただけるので、非常に助かっております。
また、疑問点、例えば、受験番号を誤って記載してしまった方がいるとか、正答率が予想以上に低い問題があるので正答の確認が必要であるとか、随時指摘をいただけるので安心感があります。

採点の公平性

そして、何より採点の公平性が担保できたことは、事務局として最大のメリットであると思います。
というのは、この試験は、問題作成から合否の判定に関しては、大学の先生等で構成される委員会が実施し、事務局は一切タッチしないことになっているのです。
仮に事務局でマークシート読み取り装置を購入し、当会スタッフが採点処理をやっていると、採点の公平性が担保できないのではないかと指摘を受ける可能性もあります。
そのため、採点処理については、専門の業者の方に来ていただいて、利害関係の無いところで採点処理をしていただいた方が公平性をアピールできるのではと思います。

実際、問題の作成と合否判定は委員会で実施し、マークシートの処理については、教育ソフトウェアさんに委託をしておりますので、事務局が入る余地もありませんし、その辺りは非常に良いことだと考えております。

専門の業者さんにお願いするのが一番だと思います

あと、正答率が低い問題があるので、チェックしてくださいと言われた事が過去にあったのですが、その問題を調べてみたところ、当会からお渡しした模範解答が誤っていたこともありました。
その辺りまでサポートくださるので、非常に助かっております。
やはり、特殊な処理なので、専門の業者さんにお願いするのが一番だと思います。

担当からお客様へ

N協会さまとは、2007年度よりお付き合いをさせていただいております。
毎年、ご用命をいただきましてありがとうございます。

さて、採点の公平性のお話が出ましたが、これも採点処理をアウトソーシングした場合のメリットの一つです。
さらに公平を期すため、全てのマークシートはOMRにて2度読みし、1度目の解答データと2度目の解答データに差異が生じないかを全件数検証させていただいております。
適正な感度・濃度設定で読み取りを行なっておりますので、差異が生じることは極めてレアケースですが、このような処理を標準とさせていただきました。

この度は、お忙しい中、インタビューにお答えいただきましてありがとうございました。