インタビュー日:2018年4月

成城大学 教育イノベーションセンター さま

成城大学 教育イノベーションセンター さま

大学のFDに関する専門部隊を持ち、多くの事例を集積している専門業者ならではのご見解を示してくださるなど、必要に応じてコンサルティングを受けられるということは、非常に心強く感じました。

成城大学 教育イノベーションセンター
朴炫貞 IRer ( 博士(教育学))さま/肥田 奈緒子さま/北川 浩基 主任

導入事例の概要

第三期認証評価に向けて

成城大学様からは、長年に渡り学生による授業評価アンケートの集計業務をご依頼いただいております。
はじめは同大学文芸学部様の授業評価アンケート集計業務を2005年から担当させていただいたことです。
2009年度からは全学統一アンケートに移行し現在に至っております。
2018年度から第三期認証評価における最重要テーマの一つである学修成果の可視化に向けて、双方更に協力関係を深めつつ業務を進めさせていただいております。

授業評価アンケートにおける課題とご利用サービス

課題 第三期認証評価に向けて、如何に学修成果を可視化するか
ご利用サービス 授業アンケートアウトソーシング処理サービス

導入の背景

ご導入の経緯など、成城大学様にお話しいただきました。

学修成果の可視化へ向けてのアプローチ

本学では、2009年度から全学統一の授業評価アンケートを実施しています。
それ以前は、各学部で独自にアンケートを実施していまして、一部の学部では教育ソフトウェアさんに委託をさせていただいておりました。

全学統一のアンケート実施に移行するに伴い、本学から様々な要求事項を出しましたが、それらのリクエストに対してとても柔軟に、かつきめ細かなご対応をしていただき、本学としては、問題なく全学的な実施体制に移行することができたと思います。

アウトソーシングサービス導入の効果・ご感想

導入後の効果や感想についてもお話しいただきました。

科目データの精査システムで効率アップ

お願いしていることの主な内容はもちろん授業評価アンケートの集計ですが、集計の前提として、科目データの精査が必要です。
この精査についても、教育ソフトウェアさんでとても効率のいいシステムを用意してくださいました。

たとえば本学がカリキュラムを変えた結果、個別の科目の取扱いや分類も変化します。
それを反映して精査することが、集計の前提として必要な作業になります。
その精査を、人がすべてチェックするのはとても手間がかかり非効率です。
それに対応するために、教育ソフトウェアさんは、本学の科目管理ルールにおけるポイントを素早くキャッチし、精査するためのプログラムを用意してくださいました。

しかも、本学がこれを要請する前に、教育ソフトウェアさんの方でご提案してくださいました。
本学としては、このように、当面の課題に対する適切なご提案をいただくことができて、大変助かっています。

学修成果の可視化に向けて

授業科目レベルでのPDCAサイクルの構築

授業評価アンケートの話に戻しますと、これまでのアンケートは主に学生満足度を調べて向上することが目的で、満足度を如何に高めるか、満足度と相関が高い設問はどれか等に重点がありました。
それが、2018年からスタートする第三期認証評価に対応するために、次のような視点も追加されました。

すなわち、授業科目レベルでのPDCAサイクルの構築に資するラーニング・アウトカムの可視化です。
この点について、第三期認証評価に向けての授業評価アンケートの見直し段階から、豊富な情報と経験をお持ちの教育ソフトウェアさんに再びご協力をお願いしました。

この課題を受けて、教育ソフトウェアさんからは、学修成果の定義、ディプロマ・ポリシーから各学部の能力要件を抽出すること等に関する他大学の事例等、様々なご意見・ご提案をいただきました。

アンケート調査については、単にデータ集計とレポーティングのみを行う会社は他にもたくさんあると思いますが、大学のFDに関する専門部隊を持ち、多くの事例を集積している専門業者ならではのご見解を示してくださるなど、必要に応じてコンサルティングを受けられるということは、非常に心強く感じました。

教育ソフトウェアに依頼してみて

柔軟な対応と事例に基づいたコンサルティング

非常に長いお付き合いなので今更・・・ということもあるのですが、十分満足するレベルであると考えています。
授業評価アンケートの実施にはイレギュラーな事象もたくさん発生します。
にもかかわらず、それらも可能な限り受け入れてご対応していただいているので、何かあればいつでもご相談をお願いしており、大変心強く思っています。
先ほど述べたアンケート集計の前提となる対象科目の精査システムについても、見直しに関するご提案をいただいております。

また、学修成果の可視化に関することも先ほど述べた通り、大変参考になる事例に基づいたコンサルティング結果をいただくことができています。

今後についてですが、学修成果の可視化について、どのような成果が出てくるのか、我々も非常に楽しみにしているところです。
教育ソフトウェアさんには、引き続きご相談をさせていただけると嬉しいです。

弊社担当者よりお客様へ

成城大学様とは非常に長きに渡りお付き合いをさせていただき、本当に感謝申し上げます。
仕事を通じて、私たちも勉強になることが多々あり、成城大学様とのお打ち合わせはいつも刺激的な時間を過ごさせていただいております。
学修成果への取り組みについては、私たちも最大限知恵を絞り、良い結果となりますよう、最善を尽くしたいと存じます。
引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。